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Q&A 学生ビザ編>Q1
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Q1 理系の大学を卒業して営業職に就いても問題ないですか? |
Q 私は都内の大学に通う中国人留学生です。大学では情報電子工学を専攻し、主に情報システムについて学んでおります。
まもなく大学を卒業の見込みで、日本でシステム開発の企業に就職も決まっていますが、どうやら会社での私の業務はエンジニアではなく営業職になるようなのです。
会社は私の技術系の知識と語学力を高く評価してくれており、これからのアジア市場開拓に期待した人事のようです。
このような場合で就労ビザの取得はできますか?
A 自然科学の分野の科目を専攻して大学を卒業し、例えば自然科学の分野に属する技術又は知識を要する販売業務、または総合職的な業務に従事する場合であっても「技術・人文知識・国際業務」の資格該当性に問題ありません。
大学等(専門学校は除く)を卒業した方については、理系と文系の境目は近年あまり厳格には解されてはおらず、例えば人文科学の分野の科目を専攻して大学を卒業し、人文知識の分野に属する知識を必要とするコンピュータソフトウエア開発などの業務に従事する場合も問題ないとされています。
以前より入管では企業のニーズに対応する形で大卒者については行える業務を画一化するのではなく柔軟に対応してきましたが、2015年4月1日施行の改正入管法により、理系の在留資格「技術」と文系の在留資格「人文知識・国際業務」が統合されて「技術・人文知識・国際業務」が新設されたことにより、これまでの運用が明文化されています。
しかし理系と文系の垣根が取っ払われたというわけではなく、履修した専門分野とまったくかけ離れた業務では引き続き在留資格該当性(基準適合性)は認められませんので注意が必要です(例えば専門学校で商業実務過程を修了したことを根拠にシステムエンジニアとして在留資格申請を行う等です。)。
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