米国土安全保障省は3日、観光や商用目的で短期間、米国に入国する場合にビザ(査証)が免除されている日本など27カ国の旅行者は、来年1月12日から少なくとも出発3日前までに同省がウェブサイト上に開設する旅行承認電子システムで入国を事前申請し、承認を得なければならないと発表した。
同省は「テロ対策上、ビザ免除者が搭乗前に入国適格者であるかどうかを調べるため」と説明している。申請するのは、現在、ビザ免除者が米国に入国する際に税関・国境警備局審査官に提出している「I−94W」と呼ばれるカードの質問内容。通常は航空機などの中でカードが配布され、氏名や生年月日、滞在先を記入する。
承認されても、入国審査は受けなければならない。取得した承認の有効期間は2年間で、パスポートが失効した場合などには再取得の必要がある。入力情報は米捜査機関のために12年間保管される。 【時事通信】
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